森林

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アレフさん達が無事に関門を抜けてきましたね。 「あ゛~疲れたあの野郎」 どうやら上から降りてきた女性に手間取ったようですね。 「あんにゃろう、私は銀桜華杏璃だとか言いだしやがってごたごたと」 ん?銀桜華? 「挨拶し損ねたわね、出来る状況じゃなかったけれども。 彼女、銀桜華紫織の妹さんよ」 イヴさんが説明します。 「へ、へぇ~……なんでまたあんな場所に」 「あれでしょう、私達の捕獲とかでしょう。 彼女は基本何も知らないわね…… ただ良いように使われているだけという所かしら」 はぁ、また複雑な人物相関があるんですね…… 「知っている奴だったのか?面倒なやつだな、あいつ」 アレフさんがふて腐れます。 「折角、頭の中で練習したセリフをバシッと決めれたのに」 あぁ、妙に毅然とした言い回しをしていたのはそのためでしたか。 「まぁ、抜けられたならいいわ。では、さっき話した方法で行くわよ」 「はい」 取り敢えず今までのことは置いておいて、 私は気を引き締めて行くことにしました。
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