明日は何の日、晴れの日吉日

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そんな雑談で盛り上がりながら歩いていると前回来た狩場に着きました。 ここ辺り一帯はまだ安全だそうで、 こうやって話しながらの方が相手が警戒して近寄ってこないそうです。 もう少し先に行くと息を潜めて、その先に行くと息を殺して…… そんな所に迷わないようにまず始めの3回ほどは正規ギルド員が ついてきてくれるそうです。心強いですね。 この人たちはなんか微妙ですが…… そしてそのメンバーはかなり自由なようです。 私はこの変人達に好かれてしまったのでしょうか? そんなことを思っていると、紫織さんが巣の卵を見て 雛が孵っていることを確認して戻ってきました。 「じゃあ、この茂みであややと俺は待機、黒ちゃんは天窓の上で待ち伏せて」 巣の場所は大きめの洞窟で、天井にぽっかり穴が開いています。 それを天窓と言うそうで、人が通れる大きさ程度の入り口から 今回の目標「毒鳥」が降りてきたら突入、交戦し、 万が一雛を見捨てて逃げようとしたら黒峰さんが抑えるそうです。 交戦中は黒峰さんは毒鳥にばれぬように身を潜めながら、 私たちの周りから襲ってくる可能性のある獣を追い払うそうです。 「りょ~かいで~す」 ゆる~く返事をして向こうへ行った黒峰さんは本当にゆるく、 この作戦がうまくいくのか少し心配です。
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