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少し待機していると、
来ました来ました、通称「毒鳥」です。
体長は大きいですね、初めて見ました、３～４Ｍぐらいでしょうか？
名前も怖いですね、「毒鳥」なんて、あからさまに毒がある感じです。
どの部位にどのような毒があるのかはわかりませんが……
そこまで考えていたところで紫織さんが話しかけてきました。
「奴が雛に餌をあげだすまであと２０秒ほどだ、
奴が雛に夢中になったら、まずあのちんちくりんな尾を叩け、
なるべくばれないようにいけよ、
そしたら奴は体ごと回しながらこちらを見る……
……そういう体の構造をしていて首だけでは後ろを向けないからだ、」
私がきょとんとしているので紫織さんは補足をしたようです。
きょとんとしていたのはそのことでではないのですが……
「そしたらその尾に合わせてついていけぇ、
絶対に尾を離れるなよぉ、
奴は両翼の付け根と羽の真ん中辺りに毒爪があるぅ～、
間違っても触るなよぉ～……、
神経毒だからなぁ～……、後が面倒～…………、」
どうやら羽に毒があるらしいですね、注意点がわかって良かったと思います。
にしても長く話しましたね、少し驚いてしまいました。
最後の方には恐ろしくやる気が感じられませんでしたが……、
前回のウルフ狩りのように依頼を丸投げされて
夕方まで格闘する羽目に今日もならなければいいのですが……、
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