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今、私はギルドの医務室に横たわっています。
ちょうど起きた時に紫織さんが黒峰さんと話していたので
盗み聴きしていました。
「毒鳥があんなに叫ぶなんて俺もびっくりしたわ、
斬った所に古傷でもあったのかね?今から検体を調べてみるけど……、
なんにしてもその音で天窓が崩落して
黒ちゃんがあややと(あ~ん)だなんて、、、本人に言えね~わぁ~……
あいつうぶだしな、相変わらず免疫ないし、」
「いいさ~、本人その時気絶してたし、
ほんと、ひどい怪我をしてなくてよかったよ、」
「うししし」といつもの独特な笑い声が聞こえる。
「いやいや、お前が上に落ちたんだからな?
まぁ……お前のことだからわざとだろうけどさ、
シールド魔法を手っ取り早く張るために、
なんにしても役得ってやつか?」
「かわいい子に目がないのは代表でしょ~?
この頃ギルメン女子率高いよ~?」
「たまたまだよ、」
とのことです。
会話はそこで途切れましたが嫌なことを聞いてしまいました。
いや、あのもじゃもじゃが上に乗っかった程度なら……いや……
私は非常にもやもやしたのでもう一度寝ることにしました。
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