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朝日に当てられて一層輝いて見えたイブさんに
皆さん見惚れていたみたいで……
「あ、えっと……ギルメンですか、えーと、えーと……」
一番最初に口を開けた沙羅さんが戸惑いながら資料を漁っています。
他のメンバーは「お、おう、よろしく」と
おじさんの一人が言ったのを皮切りに皆立て続けに言っていきます。
私もようやくフリーズから解け、
「よろしくお願いします・・・」とだけ言えました。
その間彼女は横たわっているウルフに近づき、
すでに色々と調べ始めていました。
私は状況に置いて行かれて戸惑っていると、
事の元凶が話しかけてきたのでした。
「あやや~、どう?君の後輩、綺麗じゃね?」
いやいやそうじゃなくて、後輩だとしても4、5日ほどの違いだし……
「……こんなにポンッてギルドに入れるものなんですか?
私もう少し大変でしたよ?手続きとか……」
「あっはっは、代表の俺次第でしょそんなもん」
職権乱用な気がしてなりませんでした。
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