五明後日も続くだろう、やる気のない世界

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「行ったな……」俺はギルドの前でそう言った。 「そうだな、」横の黒ちゃんがそう言う。 俺は入口に戻りながら、 「……思った以上に共和国のバカ共は鼻が良いようで、 嗅ぎつけることに関しては俺ももう少し注意するべきだったな。」 そう自責の念に駆られると黒ちゃんは 「奴らはウルフ並だな、鼻も、頭もな」 とドヤ顔で言ってきたので脇パンし、 「おかげであややをこんなに早くギルドから遠ざけないと いけなくなっちまった~、面倒くせぇ~~」 そう、いつもの悪態をつきその場を退散することにした。 後ろからの「うししし」といういつもの笑い声に少し安心する。 「さぁ……準備だ」俺はそうつぶやいた。
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