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あの猿、右脇をすり抜ける私を見ずに左回転で飛び上がり、
全体重を乗せた右腕パンチをそのまま打ち下ろしてきていました。
今のパンチで地面が凹んでいます。
なにぶん打ち下ろす攻撃でしたので私はというと……まずいですね。
背中でスライディングする形になったのですが
構えた大剣の上の縁にパンチが打ち下ろされ、
そのまま顎と胸をかするように殴られ、飛ばされた時大剣を手放し、
そのままなんとか首は立て直して頭から地面に落ちはしませんでしたが
少しパンチが顎にかすった程度で脳が揺れましたね。
視界が揺れています。
大剣は凹んだ地面の向こう側、ホンミョウタイセイの下あたりですね。
構えるのが少し遅かったおかげか、
頭が大剣と一直線になっていなかったので後頭部を殴られずに済みました。
済みましたが……
私は目を瞑りました……
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