出会い

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出会い

叶わぬ想い 君と生きると誓ったあの日から、俺は人並みの暖かい家庭など無縁だと言い聞かせ過ごしてきた。 醜いこの体を人はひそひそと陰口を叩き、建前ではうわべだけの世辞を言う。 けれど、君・・・蟲はうわべなど関係なく心の本質を感じ取り慕ってくれている。 俺には君がいれば十分・・・そう思っていた。そうあの子と出会うまで・・・。
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