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大人しく、腕の中で俺の話を聞いてくれてると思っていたら。
ふっ。
でも、そんなところも可愛くて仕方がなかったりして。
やばい。
寝顔も最高に可愛いし。
さっきまでの色っぽい姿も、グズグズ言ってた姿も。
顔を歪めてた姿も。
眉間にシワを寄せて、これ以上ないってくらいに歯を食いしばってた姿も。
思い出しただけで、体中の血液が躍り出す・・・。
思い出さないようにしておこう。
危険だ。
可愛い彼女は疲れ切って寝てるっていうのに。
ここで襲ったら鬼畜だ。
俺にはできない。
それにしても、やべー。
思い出すなってのが無理だ。
俺の腕の中で頭を思いっきり振って、痛みに耐えてたんだよ。
愛しくならないわけがないって言うか。
これ以上大事な存在なんてこの世に存在しない。
幸せ過ぎる。
こんなに幸せでごめんなさい。
世界中の人に大声出して叫びたい。
俺は世界で一番、幸せな男だって叫びたい。
明日、美咲ちゃん、体、大丈夫かな。
ちょっと心配だなぁ。
指輪、買いに行きたいとこだけど、どうだろう。
ふっ、モゾモゾ、動いてる。
寝苦しそう。
腕枕、寝にくいって旅行の時に言ってたしなぁ。
でも、俺がくっついてたいし。
離したくないから。
先に寝た美咲ちゃんがいけないってことで、ギュウギュウしたまま寝ちゃおう。
それにしても、柔らかくて気持ちいい温もりだなぁ。
唇にちゅっ。
へへへっ。
おやすみのちゅう。
最高。
美咲ちゃんも心なしか笑ってる。
穏やかな寝息。
安心しきった顔。
こんな顔を見せられたら、たまらないって。
俺も、寝ようっと。
真一さんのイビキ、煩いぞ。
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