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入ってすぐにあるのはUFOキャッチャーの機械の郡が並んでいる。
外装とは違い中身のは方は予想外に普通で、キャッチャーの景品の方も何かのマスコットのぬいぐるみやらお菓子やら”ハッピーステーション店長変身セットと名札のついたゴスロリ“やらと至って普通だった。
「………………」
何か見逃してはならないモノが視界のすみに写ったような気がするが、なんとなく怖くなったので無視する事にした。
とりあえず前言を撤回しよう、ここは侮れない、と。
このゲームセンターは4階建てのビルで1階ごとに置いてあるゲームの種類が違っていて、まず1階はUFOキャッチャーのフロアだった。
続いてエスカレーターに乗って2階へと上がる、この階はコインゲームの階になっていた。
正志は特に興味もないので、この階は適当にひやかしてから次に向かおうと散歩感覚で歩いていた、その時。
黒いフランスパンを頭に乗せた人がいた。
いや、リーゼントと言う髪の毛を前に集めて突きだしたような髪型なのだが、それはこの際どうでもいい。
正志の学園にもリーゼントは流石にいないがガラの悪い生徒位はいる、だが問題はガラが悪いとかリーゼントが珍しいとかそんなことではない。
真に注目すべきは彼の格好である。
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