【欲しいから、欲しくない】

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   まあ、その悲哀とかがよけい癖になるんだろうけど。  秀秋とするセックスは、いつもどこかなんかおかしい。  そのおかしさをあたしは嫌いじゃなくて、二番目の位置ごと、なんか特別な存在になった気がしてしまう。  今日もそのおかしさでもつれ合って、やたら燃えた。  萌えた。  また寝入ってしまっている秀秋の顎を、もぞ……と動いて見上げる。  この細くてシャープなライン、全然好きじゃない。  あたしが好きなのは、親友である上杉菜月の彼氏みたいにがっつり男らしい感じ。  エラはちょっと張ってる方が好き。 .
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