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第1章
いつか見た・・・
全ての人々が見て
忘れた場所
「相も変わらず人とは愚かなものよ。己から破滅を望むとは。これが人なのだ」
「いや・・・違う。故に彼らは破滅を止めようとしているのだ」
「まぁいい、特異点である奴を使うぞ。今一度人の闇を浮き彫りにしてやろう」
闇に包まれたなか二人の男の声が聞こえる
片方の男は闇に体が解けるようにして消え、気配も消えた。
一方、残った男は蝶を模した仮面をつけていた。
「人よ・・・どうか光あれ・・・」
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