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「やばいやばいやばいやばいやばいってーっ!なんなんだよあいつら!人を殺すじゃなくて食うのかよっ!」
「とにかく逃げるぞ、ここは!」
「てか、あいつら追ってきてるのかよ?」
そこで2人はそーっと後ろを見た。
後ろには目算約10m先に、獲物を逃がすまいと必死に迫ってくるコングマン達が見えた。
「喰ウ!」
「喰ウ!」
「人間、喰ウ!」
「オイシイ!」
「喰ウ!」
「喰ウ!」
「「..........」」
2人は黙って顔を前に戻し、無言で走るスピードを速めた。
「...おいどいつだよ、今オイシイって言った奴。あれ絶対食べたことあるぞ、絶対」
「...なんで2回も絶対って言った」
「重要だから。てかやべーってお頭!捕まったら食べられる!」
「食べられちゃうんですか!?イヤですーっ!」
「イヤなら足を動かせ足を!...ん、ジグ?いつからそんな可愛い声に?」
「いや、俺じゃねー」
「キャーッ!迫ってきてます!迫ってきてますーっ!!」
「分かったから耳元で叫ばないで...て、」
「「いつ起きたの!?」」
突如会話に入ってきた少女に、起きた事が分かり、2人は驚きの声をあげた。
少女は2人の大声に少し驚き、戸惑いながらも口を開いた。
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