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ー小笠原・宇都宮サイドー
「それで、この前小テストみたいなもんがあったんだよ。それで、アイツは何考えたか知んねぇけど、適当にやりやがったんだ」
「んで、それを見たあの親父が俺たちに難癖付けてきたんだよ」
「難癖ってのは?」
「俺たちがアイツをいじめていたから、息子のテストがどうのこうの言ってきたんだよ」
めちゃくちゃな教師だな。これだけ聞いていると。
「どうせアイツが親父と組んで、俺たちを陥れようとしたに違いない」
「どうしてそんなことをしようと思ったのかはわかるのか?」
「知らねぇよ! んなことはよぉ!どうせ俺たちが気に食わなかっただけだろよ」
「それで、その報復か? これは?」
「そうだよ! でもなあ、先にやってきたのはアイツら親子だからな!」
「しかし、一人に対して集団で、てっのはいくらなんでも無いんじゃないか?」
「・・・・・・」
「やるなら、タイマンで向き合え! そして、石野君の口から真実を聞け!」
「は?」
「きっと、お前が思っていたのとは、違うものが聞けると思うぞ」
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