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「まあ、一段落はしたし、そろそろ帰るか? 後はアイツら自身の問題だろうし」
「そうですね」
小笠原さんに同意すると、私は車に乗って、そのまま家まで送ってもらった。
「あの、ありがとうございます」
「気にすんな。あっ、それと明日は9時に今日いた休憩室集合な。警部から通達」
「わかりました」
私は簡単にシャワーを浴びて
そのままベッドへ直行した。
「今日はいろいろあったなあ。疲れた・・・・・・」
今にも眠りに落ちそうだ。
「♪♪♪」
ケータイの着信音がなる。
「・・・誰?」
眠い目を擦って見ると、非通知だった。
「え?」
内容を確認する。
[件名・お疲れさま~!/本文・やっほ~ ヤマブキこと賢人君だよ~! 今回の一件の報酬は桜子ちゃんのメアドで手を打つことにしたよ~~~。という訳でこれからもよろしくー。愛しの桜子ちゃんへ]
な! いつの間に?
私はこのメールに返信する余裕も無く、ケータイの画面が暗くなると同時に眠りに落ちてしまった。
そして長い一日が終わった。
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