異捜と少年

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翌日、私は時間通りに休憩室にいた。 5分程度遅れて、真栄田警部と小笠原さんが入って来た。 「待たしたね。それじゃ行こうか」 「どこへですか?」 「どこって、我々の本部だよ」 警部はそう言うと私を連れて行った。 15分 私たちは警視庁内の歩き回っていた。 「あの、小笠原さん、どこへ向かっているのですか?」 「言っていただろ? 本部だよ。俺もさっき行って正直この遠さに驚いたけど」 え、うそ? こんな所まで来なくちゃ行けないの? 5分後、ようやく着いた。 「さあ、着いたよ。ここ私たちの本部だ」 警部が部屋のドアを開ける。 すると、そこは以外と広い会議室のようだった。 「旧会議室らしいぞ」 小笠原さんが補足する。 「いや~、数年前までもうちょっとちゃんとした所にあったんだけどな~。やはり、1回無くなると前の場所は難しくなるようなんだ」 昔にもあったんだ。この係。 ん? そういえば他の人は? 「あの~、他に人は?」 「いないよ。今は3人だけだ」 3人だけって・・・そんな~ 「まあ何はともあれ・・・・・・」 「ようこそ! "異捜"へ!」
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