異捜と少年

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私たちは近くの銀行に行ってヤマブキの口座への振り込め終えた。 「それにしても、どうして口座を間違えたんでしょう? 真栄田警部は?」 と、私は小笠原さんへ聞いたが 「さあな。似た口座があったのか、単に忘れたのか。俺にはわからんよ」 と、返事が返る。 ふと、賢人さんの方を見てみると、さっきのテンションがどこ行った? と思えるほど静かだった。 「♪♪♪」 電話が鳴った。 「はい、もしもし小笠原です」 小笠原さんのケータイだったらしい。 「・・・・・・はい! 了解しました!」 小笠原さんは電話を切ると、賢人さんの方を見て言う。 「ヤマブキ! 仕事だ! △△区にて、通り魔発生! 犯人は現在も逃走中!」 「お! 仕事か? りょーかいしたぜ~」 「犯人の顔写真はわかり次第ケータイに送る。まずは△△区に向かってくれ!」 「おっけーだ!」 というと、賢人さんはすぐに走り出した。 「春町は俺と来い! 被害にあった人や目撃者から犯人を割り出す!」 「わかりました!」 通り魔・・・・・・いつの世の中でもそんなことは絶えないのですね たからこそ、あの力が必要になってしまうのですかね・・・・・・
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