【第3話】埋めたい距離

12/24
前へ
/24ページ
次へ
  だけどここまできたからには、逃がす気は、ない。 ハッキリ言って、用はない。 ここに来なければいけないような、緊急の用事は、な。 ただ、俺がここに来たいだけ。 お前の部屋で、お前と一緒に酒が飲みたいだけ。 ああ、もっと正直に言うなら……触れたい、だな。 同僚としてでなく……男としてお前の傍にいられる時間が、欲しいだけだ。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1340人が本棚に入れています
本棚に追加