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……?
「……長瀬、起きて」
……微かに、声が聞こえてくる。
……何だよ、いま、すげー気持ちいいんだよ。
邪魔、すんなよ……。
そんな気持ちで顔を歪めると、今度は胸の辺りを軽く叩かれた。
「長瀬、ほら、朝だよ」
その声の主を瞬時に認識して、俺は頷く。
「……ん」
いま腕の中にいるのは、羽村だろ。
わかってるよ。だからこんなに……あったかくて落ち着くんだよな。
俺は何度も、頷いた。
なのに次は、肩を強く揺すられる。
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