【第7話】幸福な朝とつかの間の日常

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  普段より比較的のんびり出社すると、すでに羽村は仕事モードに入っていた。 「お疲れ」と声をかけると、「……おはよう、でしょ」と嫌な顔をされる。 俺は苦笑しながら羽村の隣の席に着いた。 いつものようにMacに電源を入れ、軽く首をひねってストレッチしながら、立ち上がるのを待つ。 平和な日常が戻ってきた。 そう思い込んでいた。 .
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