【第7話】幸福な朝とつかの間の日常

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  翌朝。 羽村より先に目を覚ました俺は、彼女を起こさないようそっとベッドを抜け出して、勝手にシャワーを拝借した。 いつもなら、朝が来ればすぐに帰っていたのにそうしたのは、今日はもう少し、この部屋にいたい気分だったからだ。 シャワーを浴び、タオルを巻いて部屋に戻ると、羽村が窓の外を眺めていた。 長めのロンTから、綺麗な脚を惜しげもなくさらけ出している。 東向きの窓から差し込む朝日がそれを白く浮かび上がらせていて、目のやり場に困る……なんて純情さはとっくに消え、またじわりと欲を刺激されるのを感じた。 「なんだ、起きたのかよ」 声をかけると、羽村はゆっくりと振り返った。 途端にキッチンへと向かう俺を見て、口をぱくぱくさせている。 .
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