【第7話】幸福な朝とつかの間の日常

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  「ちょっ……服着なさいよバカ!」 その台詞に怪訝な顔をしたのは、俺だ。 お前が言うか、それを。 ……そんな気持ちをそのまま口にした。 「はあ? 今更だろ。……っつーか、それを言うならお前もだよ」 「あっ!」 ハッとしたように裾を引っ張り、必死に俺から脚を隠そうとする……が。 うん、駄目だ、限界。 「ぶはっ! 隠れてねーし!」 「う、うるさいっ!」 盛大に吹き出した俺に、羽村は真っ赤になって叫ぶ。 今気付いたのかよ、ばーか。 そういう、ちょっと抜けてるとこ、結構ツボなんだよなー。 慌てて寝室へと駆け込んだ彼女を見て、俺は笑いが止まらなかった。 .
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