【第7話】幸福な朝とつかの間の日常

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  「そんなに元気有り余ってんなら、もっかいする?」 「はっ……!?」 俺の発言に目を白黒させた羽村に顔を寄せ、耳元で囁く。 淡く甘く、響くように。 「文句なんて言えないよーにしてやるよ?」 「っ……バカ長瀬!」 言うが早いか飛んできた平手をかわす。 当たらなかったことがそんなに悔しいのか、羽村は俺を見上げるようにして睨んできた。 ……その顔も、挑戦的でなかなかいいな。 .
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