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土曜日。
目覚めた時にはもう、正午を回っていた。
目覚ましをかけずに眠ったせいかもしれない。
金曜の夜に仕事が立て込んだこともあって、疲れもあっただろう。
もう少し眠っていたい気もするが、次に目を覚ましたら夕方になってしまいそうだ。
洗濯やら掃除やらをそんな時間からする気にはなれない。
「……あー……」
まだ布団に埋まっていたいと抵抗する体を無理矢理起こし、ストレッチするように伸ばす。
酸素をたくさん取り込めば、頭も回り出すだろう。
寝室のドアのすき間から差し込む光が眩しい。
今日も天気が良さそうだ。
大きく息を吐いて、俺はようやくベッドから抜け出した。
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