1609人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事のない休日の昼間、って。
何してんだろーな、あいつ。
少しだけ浮かれた気分で返信を待っていた俺だったが、携帯は一向に動く気配がない。
待っている間はどうも、時間の流れが遅く感じるものだと思う。
10分、15分、20分……と刻みながら待ち続けて、最終的に溜息を吐いた。
「……仕方ねーか」
羽村からの返信を諦めた俺は、財布と携帯、そして鍵をデニムのポケットに突っ込んで、部屋を出た。
.
最初のコメントを投稿しよう!