【第16話】彼女の戦い

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  「長瀬さん、コピー上がりました」 「ああ、ありがとう」 差し出された出力紙を受け取ると、高井は出入り口を振り返る。 「提案ですよね、今日」 「うん。気合い入ってたね、二人とも」 「はい」 プレゼンや会議の時にはいつもああなるのは知っているが。 その気合いが普段以上のものに感じられるのは……相手が御園さんだから、かもしれない。 .
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