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毎日、海の物を消化していく。
週末には部屋はガラッと変わっていた。模様替えも兼ねての消化だったから。
「フフッ、なんだろ……清々しい? 違うなあ。うーん、元に戻った?」
声に出してはみたものの、しっくりくる言葉は出てこない。
強いて言うなら、高校三年の前の私に戻ったのかもしれないな。
私の部屋は私だけの部屋。
うん! やっぱり『私の城』か!
部屋の角に置かれた段ボールニ箱。海の物が入っている。
小さく胸が疼く。
息が少し乱れる。
深呼吸。スーハースーハー……
落ち着いていく。ソファベッドにポスンと座る。枕横のタオルを掴む。
「陸、私越えてるよ。一歩ずつだけど、ちゃんとテッペン行くよ」
……
テッペンってどこだろ?
テッペンって……
私はゴロンと横になる。
「テッペンって、たどり着いたらわかるのかな?」
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