第1章 パパ

11/11
25人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
次の日、ミッキ-は帰って行った。 ミッキ-が言った言葉や 話してくれたこと思い出したけど。 そんなにショックは無かった。 今、モ-リがあたしに向かっていることと ミッキ-があたしを好きだからと言ってくれていたから いまさら、前にこんなことがあったって聞いても 心は揺れなかった。 その後すぐパパも中国に戻り、近いうちに日本に拠点を移すと 言い残して。 心配症のモ-リは、隙間があればメ-ルを送ってきた。 「大丈夫だからちゃんと仕事してください。」 というような返信を何度送ったかわからない。 抜糸も済み 髪を揃えて傷が目立たなくなった頃。 いつのまにか夏休みに入ってしまった。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!