第2章 過去の事件

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依ちゃんがテキストから顔をあげて あたしを見て驚いた。 「いちごちゃんどうしたの。  顔色悪いよ。    遊歩に迎え頼もうか?」 「う……うん。」 「やだ、ホントに大丈夫?」 「た、頼んじゃおうかな、  ひとりじゃ帰れない……かも」 「早く座って!  怪我の具合が悪くなった?  熱ある?!」 依ちゃんは私の手を引き座らせてくれた。 あたしはふるえながら 顔を横に振るのが精いっぱいだった。
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