25人が本棚に入れています
本棚に追加
依ちゃんがテキストから顔をあげて
あたしを見て驚いた。
「いちごちゃんどうしたの。
顔色悪いよ。
遊歩に迎え頼もうか?」
「う……うん。」
「やだ、ホントに大丈夫?」
「た、頼んじゃおうかな、
ひとりじゃ帰れない……かも」
「早く座って!
怪我の具合が悪くなった?
熱ある?!」
依ちゃんは私の手を引き座らせてくれた。
あたしはふるえながら
顔を横に振るのが精いっぱいだった。
最初のコメントを投稿しよう!