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出会いは数年前……――。
「あっ」
足の裏に何かを感じ、恐る恐る足を上げてみると、やっぱり……。
「クソッ、ついてねー」
小さく独り言を呟き道路の脇へ。そして靴底を道路に擦り付け、踏んでしまったガムを取る。
どうにか取れ数歩歩いてみたがまだ違和感がある。しかしこれ以上は仕方ない。
粘つく靴底を気にしながら、ポケットの中の小さな音楽プレイヤーを指先で操作し『靴底・ガム』とスマホにキーワードを入力し歩きながら検索。
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