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聴覚に視界、更には思考。
歩くには不可欠なモノを欠いたまま足を進める俺に罰がおとずれる。
突然ドスンと衝撃を受け、ハッとし顔を上げたが遅かった。
手にしていたスマホは落下し俺は後ろへ数歩後退した後、尻餅をついた。
「いってぇ……」
文句を言える立場ではないのに思わず言葉が出る。そして起き上がろうとすると押し倒された。
「えっ!?」
仰向けになった俺に、大きな白い物体がハアハアと荒い息づかいで顔を近づけてきた。
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