『ゥオン』

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「お前のお陰で由奈ちゃんと会えた。だからその代わり約束する。お前の代わりに由奈ちゃんを一生守っていくって。いいだろ?」 墓石に向かったままそう言いそっと後ろを見上げると、彼女と目があった。 そして立ち上がり彼女の正面に立つ。 「由奈ちゃん。由奈ちゃんの残りの人生、俺に守らせて下さい」 6年振りに再会した翌月、俺は離れていた年月と交際期間をすっ飛ばし彼女にプロポーズをした。
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