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地に叩きつけられ、呻く。 『何度やろうと無駄です…勝ち目など』 『勝ち目がないって…誰が決めたんだよ!』 『チェーンジッ!仮面ライダー!インペラー!』 『Advent』 たちまち現れる大量のモンスター。 「ひっ…!」 美穂の怯えた声が聞こえたが、そう悠長に気を使える余裕はなかった。 『ーーーーー!』 四方八方から、尖兵が飛びかかる。 しかし、黄金の標的は微動だにしない。 否 『HYPER CLOCK UP!』 事は既に終わっていた。 奴の周囲に揺らめく炎は、尖兵達の残骸。 『嘘だろ…?』 まさに絶望的な差が、目の前に立ちはだかっている。 『おい』 不意にカブトが呼ぶ。 『…なんだよ』 そしてカブトが手渡したのは 『…どういうつもりだ?』 “戦いの神”の名を冠する蒼きライダー、ガタックのライダージュエルだった。
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