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『おい…!おい!逝くな…逝くな!』 必死に胸から流れる血を抑えるが、美穂は動かない。 するとカブトがハイパーゼクターを差し出した。 『…なんだよ、取り返しましたつっても美穂は帰ってこね…』 『お前が使え…』 時が止まったようだった。 『お前がなるんだ…ハイパーフォームに』 『俺が…』 頷いたカブトからハイパーゼクターを受け取った瞬間、ソレはカブト ハイパーフォームのジュエルへと姿を変えた 『…ありがとよ』 礼を言う俺に天道はこう言った。 『おばあちゃんは言っていた…ちゃぶ台をひっくり返していいのはよほど飯が不味かった時だってな…』 『ああ、こんな不味い飯には、ソレが似合いだ…』 『Set up!』 『…ハイパーキャストオフ』 『チェーンジッ!カブト!ハイパーフォーム!』 『HYPER CAST OFF!CHANGE!HYPER BEETLE!』 ガタックからリベルに戻った身体が、更なる姿へと変容していく。 それはまさに時を駆ける翼を宿した、最強のマスクドライダー カブト ハイパーフォームだった。 『…ハイパークロックアップ』 『HYPER CLOCK UP!』
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