第1章

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「うぁぁあああ!!補習とかツイてない!」 こんにちは。私本田ルナ。今日は観たいドラマがあるのに補習で...。 「ドラマはじまっちゃうよ?!!補習のあほ!!おたんこなす!!」 そして信号を走って渡ろうとしたとき... ドサッ!! 「えっ?」 上から人が落ちてきました。 「...いやいやいやいや!現状としておかしいでしょ!!人が上から落ちてくるとかwww」 ふと前を見ると車がブンブンと走っている。 ...この人が落ちてこなかったら私今頃...ゾクッ とっとりあえずお礼を言おう! 「あの...大丈夫ですか?」 って今考えたら人が落ちたんだよ?! 生きてるかどうかさえ危ういじゃん... 「?っ...い!」 「!!大丈夫ですか?!」 意識はあったんだっ良かったー! 「...っがっ...しいっ」 ん?何て言ってるんだろう? 「早く血が欲しいっ...」 ...はい? どうしようこの人頭うっちゃったのかな? 「おいっお前!!」 「ひぃい?!はいぃ?!」 「手を差し伸べてくれ!!」 ...え?なんで?あっ自分じゃ立てないとか? 「はい...どうぞ...」スッ チュッ 手を差し出した瞬間手の甲にキスされた。 「ぇぇえええええ?!」 「はぁ...とりあえずこれ契約ね。契約したからもう血を吸っていいんだな...やった!」 え?血?えっちょっ何の話? ...カプッ 首元に何かが刺さったような感覚に襲われたと思ったら血を吸われていくような感覚に襲われる。 「ふぇっ?あっちょっえぇ?!」 いや現実味がないのは分かってるんだよ? いい歳して何メルヘンなこと言ってんの?とか言われそうだけどさ... こいつ、どこからどう見てもヴァンパイアとか言う奴だよねぇ?!
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