素っ気ない猫

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最後に乱れた髪を 適当にまとめ 猫は小さなバッグを手に取った。 楽しい時間も、 もう終わりか……。 同時に俺も立ち上がる。 「送ろうか?」 「いらないってば」 「そう。じゃあこれ」 振り返った猫。 その胸元に 用意していた封筒を差しこむ。
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