素っ気ない猫

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そんな猫を相手に 自分が本気になっていることを 知られるのが 少し悔しかった。 そういう情けなくも みっともない ただの俺の意地だ。 俺がお気に入りの猫に 毎回渡している紙切れ。 こういう関係の 相場など知らないが、 安くはない金額だろう。 だが猫はそれ以上の 比べられもしないほどの 価値があるのだ。
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