素っ気ない猫

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「可愛いね」 「ん……む、り」 「わかってるよ」 本当はもっと 鳴かせてあげたいのだけれど。 これ以上すると 猫の機嫌を損ねてしまう。 くすりと笑って 背中から猫を抱きしめた。 このまま君を 囲ってしまえればいいのにね。 そうすれば ずっと手元に置いて 毎日毎日可愛がってあげるのに。
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