素っ気ない猫
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軽く引くと、 情事のすぐあとで 力が入らないのか あっさり俺の腕の中に 戻ってくる。 汗をかいていても この美しい猫は 柔らかな匂いがする。 「一緒にモーニングをとる約束だ」 「そんな約束 した覚えない。 明日朝早いの」 「朝、車で送る」 「結構です」
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