第2章-はじまり-

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H.0029年  「何で入れてくれねぇーんだよ!」 ここはメシア大陸 -この世界で一番の面積を誇る大陸- その中央に位置する街 ~セントラル・ハザード~ そこの酒場にてツンツンの青い髪で黒一式の服に包まれた青年がそうボヤキながら項垂れていた  「ハハ、なんだいレンまた断られたのかい?」 この酒場のマスターであろう人物が項垂れながらまだブツブツとしゃべっている青年・レンに聞いてきた  「これで10箇所連続だぜ!しかも理由が全部同じ"弱いから"って信じられっかよ。」  「だってお前ヨエーだろ」 そのマスターの一言でますます項垂れ、ツンツンだった髪の毛までも萎びていく さすがに言い過ぎと感じたのかマスターは話続けた  「まぁ今のギルドは昔と違うからな、最近は討伐や護衛やらそういった仕事をするギルドばかりになっちまったからな、そのうち見つかるさ。」 そう励ましの言葉を言ってマスターは持ち場であるカウンターへと戻っていった  「ハァ…だといいけどな。」
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