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お昼休み。
「駿ちゃん、また告白されてたよ~。今、付き合ってる子はいないの~?」
「さぁ…知らない」
親友の優と社食でランチを食べていた。
入り口付近に駿介が女性社員と笑いながら歩いてくる。
菜摘は心の中でムカッとした。
「広田先輩、今日はうどんですか?ちからが出ないですよ」
毎日の様に駿介は私のランチをチェックしていく。
「いいじゃない、何食べても」
「ねぇ菜摘、駿ちゃんどうしていつもランチのチェックするんだろうね?」
「それもわかんない」
「もしかして~駿ちゃん、菜摘の事好きだったりしてね~」
「それはあり得ないよ。だって職場でもいつも女子に囲まれてるし」
「そうやって見せつけてるだけじゃないの~」
「あんなに次々と女を代えて楽しんでるんだもん。ただの遊び人よ」
午後
菜摘は会議のプレゼンの為、急いで資料を作っていた。
案の定奴はやっぱり女子と話をしている。
イラついた菜摘はバン!と机を叩いて立ち上がった。
駿介も驚いて見ている。
私は駿介も見ずにパソコンと資料を持って会議室に向かった。
「さっきは何を怒ってたんですか?」
あなたの事ですよ。
私はカタカタとパソコンを打ち無視してやった。
「無視ですか」
駿介は私のそばに来てパソコン資料を眺めている。
「あのね。職場と合コンを一緒にしないで」
「なんの事ですか?」
「分からないの?自分の胸に聞いてみたら」
「僕の事ですか?」
「知らない…」
駿介は菜摘に顔を近付けて来た。
近い近い~!
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