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「さぁどうぞ、食べてみてくれ」
「見た目はクッキーの実と同様のようだ。むむっ味もまさにクッキー!!何と言う事だ!!」
「お主は……いや、あなた様は救世主だ!!」
二人の領主はケーキの味に感動し、俺はレシピをメモし、渡した。
「これからは仲良く手を取っていきます。」
「あなた様のお名前をお聞かせ願えますか?」
「え?俺?」
"時空戦士パンⅡ。それ以外はボーン"
「時空戦士パンⅡだ!」
「おぉー!!」という会場の声に俺は照れ笑いした。
"時間よ"
パンⅡが時間を告げると俺の体は元いた公園のトイレへと戻っていた。
夢でも見ていたのだろうか?
しかし、俺の頭にはしっかりとパンティが装着されている。
"お疲れ様。あんた中々やるじゃない?報酬の10万円は振り込んでおくからね。またお金が欲しくなったら私を被りなさい"
頭を押さえていた力がすっと緩くなり、簡単に脱ぐ事が出来た。
「時空戦士パンⅡか……」
それは俺の永久就職先となるのか、はたまた今回限りなのか。
それはまだ先のお話。
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