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"私はあんたの頭についてるのよ?そう変態の王を象徴する王冠のようにね。わかる?あんたの考えてる事は直に脳みそをほじくって理解できるのよ"
「うぅ」
犯した過ちを自分で気づき、反省し、後悔を背負い、パンティを脱ごうと決したにも関わらず、訳のわからないパンティに責められる事になるとは……。
「これどうやったら外れるんだ!?一刻も早く外してくれ!」
"ヤダ。"
「ヤダってあんたっ!」
"あんたは選ばれた勇者様だから。ちゃんと任務をクリアしないとダメよ"
「選ばれた?任務?」
ファンタジー好きの俺としては"選ばれた勇者様"なんて言われると悪い気はしない。
でも俺みたいな何の取り柄もない男が何故?
いや、漸く時代が俺に追いついたという事か!
"自惚れんなカス"
――ズキン!
痛い痛い!胸が痛い!
"あんた、夢も希望も仕事もないニートくずれだろうが。私達があんたに仕事をくれてやるって言ってんのよJK"
高校生でもましてや女子でもないんだが、俺の心は打って変わって黄金に満ちていた。
「仕事を……くれるのか?」
"そうよ。やる気でた?やる気でたなら早速、仕事の話をしたいんだけど"
待てよ?こんな怪しいパンティからの仕事って一体なんだ?
危険な事じゃないのか?麻薬や拳銃を運ぶとか、死体を埋めるとか……。
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