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"あんたの脳みそはダンゴムシ以下ね。そうね、初心者のあんたに丁度いい任務があるわ。難易度Eで報酬はあんたの国の通貨で10万円。どうする?"
「やります!どんな事でも!」
"ふふ。契約成立ね。じゃあ内容は移動しながら話すから『パンティパンティパワーメイク』って全力で叫びなさい。声の音量に比例して力量が変わるから全力で言わないと後悔するわよ"
なんて恥ずかしい台詞を言わせるんだ!!
えーい10万のためだ、俺も男!言ってやるよ!
「パンティパンティパワーメイク!!」
"うーわ、本当に言ったよ。キモ。引くわぁ"
えぇ!?
パンⅡが引いてるのとは関係なく、俺の体は眩い光に包まれた。
やがて光が落ち着くと、俺の体は……何も起こらなかった。
「何もないじゃん!」
"鏡を見てごらんなさい"
俺は個室から出て、言われるがまま手洗い場にある鏡を覗きこんだ。
「引くわぁ……」
俺の体や服装に変わりはない。しかし、パンティが顔一面に広がり、まるでプロレスラーのマスクのようになっていた。
"ま、これで顔バレしないし、良かったじゃない。次は『ムーブ』と叫びなさい"
「ムーブ!!」
俺の体は再度、眩い光に包まれ、次第に視界がホワイトアウトしていった。
数秒のホワイトアウトの後、今度は漆黒の闇の世界へと堕ちていく。
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