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「君は休みなさい」
内藤さんはムッとして
「私もやります 」
と強く言ったが山口教授は
ガラス越しにある時計を
指さした。
僕と内藤さんはその
時計を見ると……
「まだ、丸1日と半分です! 」
と、内藤さんは怒りだした。
僕も夢中だったので
そんなに時間が経っていた
なんて気がつかなかった。
いや、僕は後から来たのだから
内藤さんは僕より実験を
もっと沢山、繰り返していたのだ。
更に内藤さんは
「所で教授、どうして私だけでは
ダメなんですか? 私はですね……」
と怒り口調で話を
始めたが山口教授は
「女性は空腹だと怒りっぽく
なるんだよ? 食事をして
シャワーを浴びて少し休むんだ」
と静かに言った。
それに対して内藤さんは
やや顔を赤くして……
「そうですね。
気にはなりますが、そうします」
と、言って手袋を
外して出て言った。
次に山口教授は
「石井くん」
「はい」
「僕も食事をするよ。
一緒にどうだい? 」
と誘ってくれた。
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