第1話

誕生から幼稚園あがるまで

＜弟の出生＞
これは私が28歳の時に聞かされた話である。

母親が弟を妊娠したときの父親の第一声が

「それ、俺の子じゃないから」

だったそうだ。
私と弟は3歳差、当時の母親は専業主婦で私は一番手のかかってる時期だし、実家は新幹線の距離である。
普通に考えれば浮気などできるわけがないのだ。
母親曰く、あまりにもショックで中絶して私を連れて実家に帰ろうと思ったらしい。
だけど、それじゃ悔しいので意地でも産んでやると思ったそうだ。
そしてこの時に母親の父親に対しての愛情はなくなったそうだ。

生まれてきた弟は両親に似ず、まぁ・・・父方の祖母似？という感じにおさまった。
だが、成長したら両親に似ずイケメン（少しT×KI×の長○に似てる）だし（私は残念なくらいに鼻が父親である）、
花粉症も弟だけ杉花粉ではなく杉花粉が完全に終わったころにでてくる花粉症になっている。
たまたまならいいのだが・・・怪しいものである。