第1章

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僕は一人だ。 これまでも。 きっとこれからも。 だから何も言われることはなく。 何も言うことがない。 僕には翼がないから。 空は飛べない。 周りは空へと飛び去っているのに。 僕だけ一人ぼっちだ。 寂しくはない。 それが当たり前だと考えていた。 いつか僕は翼を持って。 空を飛べる日が来るのだろうか。 そんな日を夢見て。 僕はまた空を見上げている。
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