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「知ってるか?翼……思いっきり歌うとな。すっげぇ腹ーーー減るみたい……だ…………ぞ……」
「奏……奏ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
奏の体が発光すると奏の姿は光の粒子となり翼に抱えられながら消えていった
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
翼は泣いた
相棒を失った喪失感
自分が守ることが出来なかったという責任感
そして何よりも自分の無力感にうちひしがれた
(ごめん……翼。でも、『間に合った』)
口から血を垂らしながら真琴は呟いたが真琴をすぐに意識を失った
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