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「今回の結果も同じ……か」
真琴が言うように紙に書かれていたことは前回の検査と同じであった
2年前、赤い杭によって負傷した左腕は使えなくなっていた
触覚、痛覚は残っているが動かすことが全く出来なくなっており、バイオリニストを辞めざるをえなくなっていた
「神経には問題もない。かと言って筋肉にも異常はない。まさに『呪い』の一種だな」
「その口振りから察するに武蔵さんはあのシンフォギアが何なのか検討がついてるみたいだね」
「そうだな。2年前は予想でしかなかったが、真琴のおかげで確信はついている」
武蔵は真琴に資料を差し出した
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