第1唱

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「そ、それは櫻井女史からも『今日は大事な日』だって」 「な、こんな感じなんだよ。ホント、翼は真面目すぎるんだよなぁ」 「そこが翼のいいところじゃない。翼、ライブが終わったらいいコト「それは冗談でも許さねぇぞ。真琴」奏、マジで怒らないで本当に怖いから」 二人のやりとりを見ている翼は小さく笑った 「そうそう、それでいいんだよ。ガチガチになってちゃ気持ちよく歌えないだろ?」 「二人とも、そろそろ時間じゃない?」 「そうだな。観客も待たせちゃ悪いし、何より思いっきり歌えるんだからな」 「頑張ってきます」 「二人とも、行ってらっしゃい」 真琴がそういうと奏と翼は部屋を出てライブ会場へと向かった 「さて、私も行きますか」 真琴はバイオリンをケースに戻すとライブ会場とは別方向へと向かった
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